手ぬぐい「歌舞伎衣裳・妹背山」
歌舞伎の名作「妹背山婦女庭訓」四段目に登場する、酒屋の娘・お三輪の衣裳に着想を得て制作された注染手ぬぐいです。本作は、染色作家・影山のり子による原画シリーズ。登場人物の心情を象徴する衣裳文様を、てぬぐいに染め上げました。
『妹背山婦女庭訓』は、男女の情と忠義、そして避けられない犠牲を描いた世話物の名作。四段目では、恋する男のために命を捧げるお三輪の姿が描かれ、そのひたむきで哀れな生き様は、今なお多くの観客の心を打ちます。
本作の意匠の核となっているのは、「十六むさし文様」に、段鹿の子の麻の葉文様を組み合わせたお三輪の衣裳。
可憐さの中に芯の強さを感じさせるこの文様構成は、お三輪という人物像そのものを映し出しているかのようです。
麻の葉文様は、六角形の中に三角形を組み合わせた幾何学文様で、古くから魔除けや厄除けの意味を持つとされてきました。また、麻が丈夫でまっすぐに成長することから、健やかな成長を願う文様として、産着や子どもの衣類にも用いられてきた文様です。
物語の切なさと、文様に込められた前向きな願いが重なり合う一枚。歌舞伎の物語性を日常の中で静かに味わえる手ぬぐいとして、また、お正月飾りやお年賀、誕生日、出産祝い、初節句祝いなど、人生の節目を彩る贈り物にもおすすめです。日本の伝統工芸である手ぬぐいは、歌舞伎や日本文化に関心のある方、海外の方への日本らしいギフトとしても喜ばれています
| サイズ |
90cm×35cm |
| 素材 |
綿100% (さらし木綿) |
| 生産国 |
日本 |
| 染色方法 |
注染
※お洗濯の際、はじめは色落ちしますのでご注意ください
※手染めの工程上、手ぬぐい1枚1枚の絵柄の出方は若干の違いがございます |